凛として佇む

藤原の日記

今日は本当に、暑い真夏日。

色々な予定を組み合わせて、東京へきています。

その予定の合間に、一度は見て見たかった吉村順三 氏 設計の浜田山の家。

1965年完成なので、築54年。

線路沿いの通りを歩いていくと少し奥まった住宅地の中に、凛とした佇まいで建っています。

まだまだ、現役で住まわれている方が楽しそうに庭の手入れをしていました。

軽井沢の山荘(吉村順三氏の別荘)と同じ様な1階がコンパクトなコンクリート構造で、キャンティレバーで2階が持ち出してある形式。

高さも非常に押さえてあり、独特の存在感のある形であるのに、その住宅地に馴染んでいました。

馴染みながらも、独特の凛とした佇まいは素晴らしい。

「古く正しい物は永遠に新しい」

常に心がけて、設計をして行きたいと思います。

藤原昌彦