打って変わって、寒い一日となりましたね。
アトリエの桜は、5割以上が咲いています。
住宅の大きさの基準で、延べ床面積で○○坪やこのリビングは○○帖と具体的な数字で話をしてしまう事が多いと思います。
畳何枚分が○○帖…今まで経験している中からイメージしやすいので数字を使ってしまいがちとなります。
建築の空間・立体空間は、数字では言い表せない不思議な力を思っています。
同じ6帖でも、広く見える方法もあれば、逆に狭く感じる事もあります。
屋外空間の使い方や、天井の高さ、視線の抜け方により人間の体感する広さの感じ方が変わってくるのです。
広さ大きさを、数字だけにとらわれず、そこでどの様な暮らしができるスペースなのかをイメージすることが大切になります。
暮らしを楽しむ適度な広さ大きさを、敷地にふさわしいバランスを考えて設計を行っています。
藤原昌彦