あっという間にお正月の三が日が過ぎましたね。
そろそろ、通常モードに戻していかなければいけませんね。
インターネットの普及により、多くの方が私を知っていただける様になりました。
現在の住宅の作られ方の多くは、インターネットだけで勉強して家を選んだり、数値による高性能なものに向かっている気がしています。
暮らしはもっとリアリティがあって良いものだと思います。
窓を開けていると爽やかな風とともに匂いや音、昆虫などの虫も入ってきます。農作業や子供達がいると土に触れ泥だらけで帰ってきます。
住宅は、この様のあらゆることをおおらかに受け入れる事が重要だと思っています。
最近は、少し閉じた建築を創ってきましたが、屋外とつながるための閉じ方を模索してきました。
暮らす方が、それぞれの居場所を見つけ楽しく暮らす。
それぞれの人が自分で感じて自分で考える事。
美しい暮らしには、たくましく暮らす事が必要なのです。
藤原昌彦