チームとして

藤原の日記

一気に涼しくなりましたね。

寒暖差が激しいので、体調管理には気をつけてくださいね。

伊東豊雄

先日、とある住宅を設計している設計事務所の方とお話しをしました。

毎回設計した住宅を作る工務店が変わり、大変だということです。

なんでだろうと、詳しく聞くとクライアントからの要望(言いなり?)で工務店を決める際の見積もりを入札形式で、3〜5社からとり競争させているとの事。

さらに、最近ではそいいた事を見限った工務店が、入札や相見積もりになるのなら見積もり自体を断るケースもあるようで、大変だと。

見積もり工務店への説明だけでも、3〜5社へ説明するのには時間も労力もかかります。

クライアント様の1円でも安く…という気持ちもわかります。

建築は、もので有りながら、積み上げて人の手により創り上げていくのです。

昨日は、高梁市で設計中の住宅の工事契約前のクライアント様・工務店との三者による打ち合わせでした。

ある程度設計が進んで見積もり前の段階から、工務店さんに入ってもらい、密に打ち合わせを重ねながら見積もりをしていただきました。

設計図としては、完成度まだ70%段階ですが、工務店に担当者が頻繁に打ち合わせに来て、しっかりと図面を読み込みながら進めているので、設計の立場としても安心して任せられる状態で、クライアント様にお会いしていただくことができました。

この様に、私が設計し工務店様に施工を依頼する際には、必ず1社に絞って行きます。

そのほうが、値段ということも含めて、クライアント様のためになると思います。

なぜか、私に設計依頼を考えている方の中に、工務店を選択する際に入札形式で行いたいと言われた方がいらっしゃらなかったので、よかったと思っていますが、今後も方針を変えず良い建築を創るツーム造りを行って行きたいと思います。

藤原昌彦