漆喰と自然素材の邸宅「白石の住居」 2014

多忙なご夫婦と2人の子供のための住居。
日々の雑踏を感じることのないくつろげる住空間を求められた。

躯体性能:耐震等級3(許容応力度計算による構造計算) ※構造についてはこちらへ
外皮性能:Ua値 0.65 ※温熱環境についてはこちらへ

箱を積んだような形の建物。周辺環境を圧迫しないように住居部分を奥にずらした。
手前にあるガレージの上はバルコニー。将来的には緑化する予定である。

白石の住居 漆喰と自然素材の邸宅

アプローチにはコンクリートベンチ。訪れた人に緑を楽しんでもらうために設えた。

白石の住居 漆喰と自然素材の邸宅
白石の住居 漆喰と自然素材の邸宅

1段低くしたリビング。地面に近い位置から庭を楽しめる。

白石の住居 漆喰と自然素材の邸宅

リビングとつながる広いテラス。
開口部を開けると、リビングが外まで広がったかのように感じる。

白石の住居 漆喰と自然素材の邸宅
白石の住居 漆喰と自然素材の邸宅

リビングとダイニングの間の壁に開口を開けることで、一続きのような、遠くにあるような、不思議な印象の空間が生まれた。
この開口部から、庭に面していないダイニングでも庭の緑を楽しめる。

白石の住居 漆喰と自然素材の邸宅
白石の住居 漆喰と自然素材の邸宅

照明はできるだけ直接光を感じないように。
食事を楽しむ灯り、くつろぐ灯り、、、様々な居場所でいろんな灯りを楽しめる。

漆喰と自然素材の邸宅「白石の住居」

新しく分譲された一般的な住宅街に建つ住まい。敷地は比較的ゆったりとしている。
仕事で忙しくされているご夫婦とその子供2人が、日々の雑踏を感じずくつろげる家を求められた。
雑踏を感じさせないように、プライベート空間とパブリック空間をきちんと分けることを意識し、分けつつもつながった雰囲気になるよう心掛けた。
リビングはもちろんダイニングからも庭の緑を楽しめ、照明はできる限り建築化照明にして直接光を感じないように配慮した。
日々の雑踏を忘れ、様々な居場所で色々なシーンを楽しむことができる住まいとなった。

木構造(SE構法)2階建て
延べ床面積:233.71平方メートル(70.69坪) 長期優良住宅
建築設計:藤原 昌彦 バウムスタイルアーキテクト一級建築士事務所
構造設計:㈱エヌ・シー・エヌ
造園設計:荻野寿也 荻野寿也景観設計
設計期間:2013年2月~2013年8月
施工期間:2013年9月~2014年8月