2018年6月Blog

伝えることの難しさ

藤原の日記

本日は、サッカーW杯の日本戦ですね。

夜遅いですが、寝不足にならない様に………

南区の離れ

立て続けの打ち合わせを、本日は行いました。

設計が進み、変更した点や空間のボリュームなど確認していただきながら打ち合わせは進んで行きます。

図面だけではわかりにくい部分を、その場でスケッチをして説明し、素材感は現物のものを見ながら行って行きます。

全てを理解して、工事に入ることはなかなか難しいとは思いますが、信頼をしていただき進んで行きます。

できる限り、わかりやすくて伝えること。

今後も、丁寧に創り、伝えて行きたいと思います。

藤原昌彦

断面を考える

藤原の日記

しっとりとした梅雨らしい1日。

サッカーW杯は、段々と面白くなってきましたね。

予想通りにならないのが、面白いところです。

丹下健三 自邸02

本日は、敷地の確認と打ち合わせのため広島へ。

非常に緑豊かな気持ちの良い環境の敷地でした。

さて、設計で平面の計画(プラン)と合わせて重要になってくるのが、断面の計画です。

天井の高さは、段差は…など

建築を考える際に、大変重要になってきます。

天井の高さを、統一していくと単調になり、空間の変化も楽しめません。

段差は、空間に変化をもたらすものでもありますが、段差の付け方により使い勝手や身体へのストレスにもなってくる可能性があります。

そして、構造との兼ね合いが重要になってきます。

建物を低く抑えると、プロポーションは美しくなってきます。

そうした場合、構造の躯体(梁や桁)が天井の内部にきちんと納まるのか?おさまらない場合は、構造躯体を現すのか?設備の配線・配管の経路は、など検討事項は増えて行きます。

そうしたことを、一つ一つ検討しながら断面を考えていくプロセスは、美しい空間・愛される建築を構築するために、設計をする過程で大切にしています。

藤原昌彦

外部塗装工事

岩井の家

岩井の家でも外部塗装工事が進んでいます。
塗装工事が終わると足場をばらします。写真 2018-06-23 9 59 25

何を大切にするか

藤原の日記

段々と暑さが増してきていますね。

田んぼのカエルの合唱も始まり、夏の訪れを感じます。

リビング01

お陰様で、多くの方々にバウムスタイルアーキテクトを知っていただき、お問い合わせいただくことが多くなりました。

住宅の設計は、多岐にわたり色々なことを考えて行きます。

皆さんの関心事は、やはり性能ではないかと思います。

会う方の多くは、高気密高断熱や耐震性についてのことが多いかと思います。

このテーマは、どこまでを行うかにより決まってきますが、疎かにもできない事でもあります。

今一度、豊かな暮らし・おおらかで豊かな住まいとは何かをしっかり考えることが大切なのではないでしょうか?

私は、建築家として生きた空間・愛される建築を創って行きたいと思います。

藤原昌彦

外部塗装工事

牛窓の家

外部の塗装工事を行っています。
玄関周りの焼板を貼れば、外部は概ね終了です。

写真 2018-06-21 13 15 42

倒壊しないシュミレーション

藤原の日記

本日は、暑い1日でしたね。

本日は、急遽大阪へ出張してまいりました。

本棚

構造計算が必要だと、クライアントさまには言っています。

先日、起こった大阪の地震について色々と勉強したく大阪。

阪神淡路大震災の教訓もあってか、数日たった今では何事もなかった様な感じですが、被害に会われた方にはお見舞いを申し上げます。

住宅の性能を示す指標として、住宅性能表示がありますが、地震等の災害について担保されるものではないと思います。

住宅性能表示で示されている「耐震等級3」であっても、熊本の様な振動7強が立て続けにくると倒壊する可能性があります。

今、必要なのは構造計算を必ず行い、この様な大震災が起こっても必ず倒壊しないという根拠。

今後は、必ず示していける様にして行きたいと思います。

藤原昌彦

携わる事03

藤原の日記

シトシトと梅雨らしい雨が続きますね。

明日からは、晴れる予報でかなり暑くなる様です。

Sweets 菓乃葉

良く質問で、「家づくりにで失敗しない方法は?」聞かれることがあります。

多くの方が、家づくりにおいて思う事ではないでしょうか?

どうなることが失敗なのかは、人それぞれなので一概には言えませんが、「諦めること」ではないか思います。

住宅を設計する中で、色々なことを整理しながら行って行きます。

クライアント様からの要望や法律、コスト、工期など…

シンプルで美しい建築・空間を求めようとすると、どうしても諦めることが多く、クライアント様の理解と覚悟が必ず必要になります。そして、クライアント様の物事を判断する「眼」。

良いものを素早く理解し判断する「見方」と覚悟。

このことが私が携わる事で、豊かな暮らしができる住宅になると思っています。

写真は、その代表例かもしれませんが、岡山市の景観まちづくり賞を頂いた住宅です。

私を信用していくださり、信頼していただいた事により生まれることができた住宅です。

藤原昌彦

携わる事02

スタッフ日記

梅雨らしい雨の1日。

例年に比べて、蒸し暑くないの絵過ごしやす気がします。

アトリエの内壁には調湿性のある珪藻土を塗っている事も良い環境を創っている事のなのだと思います。

伊礼智 本

多くの方々が、ハウスメーカーや工務店、設計事務所にかかわらず住宅を欲しいと思いながら、手に入れられる情報の中からどこが自分にとって適正な住宅なのかを選ぶと思います。

その中で、私のことを知って頂き、興味を持って頂けています。

本当に、こんなに数ある中興味を持っていただけることは、大変有難いことで感謝したします。

私が、携わる事をしっかりと考えなければならないと思います。

先日、住宅の設計を考えられている方がこられました。

結果的に言えば、お帰り頂きました。簡単言うと、私が携わる事がよくないと感じたからです。

住宅に対する思いが多くあり、要望が沢山ることは多くのクライアント様がお持ちの事なので、そこについては大きな影響はありません。

そんな要望が沢山ある中、自分自身で思いをめぐらしプランをされる方もいらっしゃるかと思います。

自分の考えを少し整理する意味で、されることは否定はしませんが、その案を見せてこの様に作りたいと言われました。

そこまでできているのであれば、工務店に依頼された方がご自身が思う通りになり、さらにコストも下げられるのではないかと思います。

そして、この部分はこの様にして欲しいと色々な店舗やインスタグラムの写真を持ってこられました。

最終的には、住宅というモノを造っていますが、それを作ることにより豊かな暮らしができる空間を総合的に創る事が私の役割であり、携わる事になると思います。

この行為は、本当にクライアント様との信頼関係がなくてはできません。

提案時点では、どんな住宅になるのかわからなく、信じていただくことしかできないのです。

ここの信頼して頂くことが、設計をより良くして行きます。

写真は、住宅を設計する事の楽しさを教えていただいた恩師 建築家 伊礼智 著 「オキナワの家」です。

多くの方々の思いにより、復刻され再販されました。

ぜひ、アマゾンで注文して見てください。

藤原昌彦

※バウムスタイルアーキテクト一級建築士事務所では学生向けにオープンデスクを受け付けます。

住宅をメインとする建築家のありのままの事務所の姿を経験していただければと思います。
受け入れ条件
* 25歳まで!男女問わず。
* バウムスタイルアーキテクトの作風が好きな方。
* 健康(精神的にも)な方
* 1週間〜、フルタイム来ていただける方。
* 就業時間は9時からから7時(定時)まで
* タバコを吸わない方* スケッチか模型作製、どちらかうまい人
*昼食は、アトリエでまかないを作ります。(気分次第ですが

携わる事01

藤原の日記

大阪での地震は、非常にびっくりしました。

被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。

まだ、気の抜けない日々が続くと思いますが、お気をつけください。

牛窓の家

本当にお陰様で、多くの方に私の住宅を知っていただき、興味を持っていただき、住宅を考えているのでお話を聞きたいと来て頂いています。

私は、建築家という想いで皆様と接しています。

設計士と何が違うのとつっっこみが来そうなのですが、私の中では違うと思っています。

その意味も含めて、住宅の設計・建築に私が携わる事とは何なのかを数回に分けて考えて行きたいと思います。

私は、住宅の設計を中心としています。大きな施設や建築にも興味はありますが、やはり住宅という人の暮らしに密接につながる空間に携わりたいと思っています。

多くの人に利用していただくのではなく、ある特定のクライアントの暮らしのためにある住宅は、一つとして同じものはありません。

クライアント様の要望もあるとは思いますが、そうではなくこの土地にクライアントが住まうこととはを思い浮かべながら、考え迷い、描くことが私が携わる事の一つではないかと思います。

その続きは、次回に。

藤原昌彦